複数ユーザーでのサイト管理
弊社ではプランを問わず、制限なくユーザーを追加することがでるため、社内でログイン情報を共有する必要はありません。各ユーザーに必要なアクセス権限のみを付与した専用のアカウントを割り当てることができます。これにより、サイトのセキュリティを強化しながら、誰がいつ、どのような操作を行ったかを把握できます。
適切なアクセス権限を付与してユーザーを招待する
ログイン情報を共有すると、パスワードを知っている人なら誰でも、サイトの削除や請求情報の変更を含むあらゆる操作を実行できてしまいます。ユーザーごとに個別のアカウントを用意すれば、それぞれの役割に必要な権限のみを付与でき、担当者が離任した際にも簡単にアクセス権限を削除できます。
設定方法:ユーザーを招待する際には、アクセスできる範囲と権限を設定できます。企業アカウント全体へのアクセスを許可するか、特定のサイトのみにアクセスを許可するかを選択します。
企業レベルのアクセス権限は、企業内のすべてのサイトに適用されます。
- 企業の管理者:すべてのサイト、ユーザー、請求情報に対する完全なアクセス権限を持ちます。共同経営者やビジネスパートナーに適しています。
- 企業の開発者:すべてのサイトで作業でき、企業アカウントのユーザー情報も確認できますが、ユーザーの管理や請求情報の変更はできません。社内の開発者やWeb制作・運用会社の担当者に適しています。
- 企業の経理係:請求情報と企業設定のみを確認でき、サイトにはアクセスできません。経理や請求業務の担当者に適しています。
サイトレベルのアクセス権限は、指定したサイトにのみ適用され、サイトごとに役割を設定できます。
- サイトの管理者:対象サイトに対するすべての操作権限を持ちます。企業アカウント内で管理しているサイトの所有者であるクライアントなどに適しています。
- サイトの開発者:対象サイトで作業できますが、本番環境の分析データ、ユーザー、サイト移行、DNSにはアクセスできません。特定のプロジェクトを担当するフリーランスの開発者や外部委託先に適しています。
一人のユーザーに対して、複数のサイトでそれぞれサイトレベルの役割を割り当てることもできます。各役割の詳しい権限については、ユーザー管理をご覧ください。
注意点:サイトの監視アラートは、企業の所有者、企業の管理者、企業の開発者、サイトの開発者、およびサイトの管理者に送信されます。各サイトの担当者には、必ずいずれかの権限を付与するようにしてください。
操作履歴を確認する
予期しない変更が発生した場合、誰がいつ操作を行ったのかを把握することが重要です。
確認方法:「ユーザーの活動」画面では、企業アカウント内のMyKinstaで実行された操作の履歴を確認できます。
複数のサイトを効率的に管理する
複数のサイトを管理している場合は、以下の機能を活用することで作業時間を短縮できます。
ラベル:クライアント、プロジェクト、ステータスなどに応じてサイトにラベルを付け、サイト一覧をラベルで絞り込むことができます。
一括操作:「サイト」画面で複数のサイトや環境を選択し、「操作」ドロップダウンからまとめて変更を適用できます。キャッシュのクリア、プラグインやテーマの更新、PHPバージョンの変更、CDNやエッジキャッシュの有効化・無効化、ボット対策の設定変更に加え、時間単位のバックアップ、外部バックアップ、Redis、PHPパフォーマンスの追加などを一括で実行できます。
全体検索機能:メニューを順番にたどることなく、MyKinsta内の任意のサイトや設定画面に直接移動できます。
ログインのセキュリティを強化する
アクセス権限を持つユーザーが増えるほど、ログイン時のセキュリティ対策が重要になります。
設定方法:MyKinstaへのログインには、すべてのユーザーに二要素認証が必須となっており、デフォルトではメールで送信される認証コードを使用します。メールによる認証よりも安全性の高い認証アプリを利用できるため、各ユーザーにユーザー設定から認証方法を変更してもらうことをおすすめします。詳しくはこちらをご覧ください。また、組織でGoogle Workspace、Microsoft Entra、Okta、OneLogin、Ping Identityを利用している場合は、SAML SSO(シングルサインオン)を設定し、すべてのユーザーにそのサービスを通じたログインを義務付けることもできます。
パスワードを共有せずにWordPressにログインする
複数名でサイトを管理していると、WordPressのパスワードが共有されたり、使い回されたり、わからなくなったりすることがあります。
利用方法:MyKinstaで「サイト」>(サイト名)>「情報」に移動し、「WordPress管理画面にログイン」をクリックします。MyKinstaに登録されているメールアドレスと一致するWordPressユーザーがいれば、そのアカウントでログインできます。該当するユーザーがいない場合は、新しい管理者アカウントを作成するオプションが表示されます。
この機能は本番環境とステージング環境の両方で利用でき、二要素認証やパスワード保護が設定されたサイトにも対応しています。詳しくは、WordPress管理画面へのログインをご覧ください。
クライアントへのサイトの引き渡し(Web制作会社向け)
クライアント向けにサイトを制作している場合は、MyKinstaでクライアント用の企業アカウントを作成し、プロジェクトの完了時にサイトの所有権を譲渡することができます。詳しくは、企業の作成と所有権の譲渡をご覧ください。
また、終了したキャンペーンサイトや一時中断中のプロジェクトなど、サイトをすぐに非公開にする必要がある場合は、環境の一時停止機能が便利です。サイトを削除することなく、訪問者向けのページとWordPress管理画面の両方にアクセスできない状態にできます。
定期メンテナンスで確認すること
ユーザーアカウントは簡単に作成できますが、不要になったアカウントの処理は見落とされがちです。四半期ごとにMyKinstaとWordPressの両方のユーザーアカウントを確認し、アクセス権限が不要になったユーザーを削除しましょう。
あわせて、アクティビティログを確認することで、予期しない変更が行われていないかもチェックできます。詳しくは、日常的なメンテナンスをご覧ください。