日常的なメンテナンス
WordPressサイトには定期的なメンテナンスが欠かせません。一般的な中小企業のサイトであれば、週に15〜30分、月に1〜2時間程度が目安です。弊社プラットフォームでは、こうした作業の多くが自動化されます。こちらのページでは、弊社で自動処理を行う作業と、サイト運営者であるお客様ご自身で対応する必要がある作業を整理し、それぞれの作業を効率化できる機能をご紹介します。
毎日:Kinstaが自動で行う作業
以下の作業は、お客様による操作は不要です。ただし、問題が発生した際に通知を受け取れるよう、通知設定が有効になっていることをご確認ください。
- サイトの稼働状況の確認:稼働状況監視機能が3分ごとにお客様のサイトの稼働状況をチェックし、エラーが検出されるとメールで通知します。
- サイトのバックアップ:毎日自動でバックアップが作成され、プランに応じて14〜30日間保持されます。
- プラグインとテーマの脆弱性スキャン:MyKinstaでプラグインとテーマが毎日スキャンされ、既知の脆弱性が検出された場合は警告が表示されます。
- 既知の脆弱性を悪用した攻撃のブロック:脆弱性対策により、修正プログラムが公開される前でも、WordPress本体、プラグイン、テーマの既知の脆弱性を悪用した攻撃をブロックします。
- 攻撃のブロック:Cloudflareのファイアウォール、DDoS対策、ボット対策により、サイトが保護されます。
- プラグインとテーマの更新:Kinsta自動アップデートアドオンを利用している場合は、毎日自動で更新作業が行われます。
毎週:約15~30分
ソフトウェアの更新が特に重要です。2025年にはWordPress関連の脆弱性が新たに11,334件報告され、その91%はプラグインに存在していました。また、公開時点で約半数の脆弱性には修正プログラムが提供されていませんでした。弊社の脆弱性対策は、修正プログラムが提供されるまでの間も既知の脆弱性を悪用した攻撃をブロックしますが、コード自体の問題を解消するにはアップデートが必要です。修正プログラムが公開されたら、速やかに適用してください。
- プラグインとテーマの更新、または自動更新の確認:MyKinstaでサイトの「プラグインとテーマ」画面から更新するか、自動アップデートのログと更新前後のスクリーンショットを確認します。
- 脆弱性の警告への対応:MyKinstaで脆弱性が検出されたプラグインやテーマを確認し、必要な対応を行います。
- 問い合わせフォーム、予約、購入手続きの動作確認:テスト用の問い合わせや注文を実際に送信し、正常に動作するか確認します。専用のツールは不要です。
- スパムコメントや不審な新規ユーザーの削除:WordPressの管理画面から対応します。スパムが頻繁に発生する場合は、ボット対策レベルの引き上げを検討してください。
- 受信した警告の調査:MyKinstaのサーバーログから、問題の発生日時や内容を確認できます。
毎月:約1~2時間
- WordPress本体の更新:メジャーアップデートは、まずは標準ステージング環境でテストし、問題がなければ本番環境に反映します。
- バックアップからの復元テスト:最近作成されたバックアップをステージング環境に復元し、実際にサイトを操作して正常に動作するか確認します。本番環境には影響しません。
- 速度テストと表示が遅いページの確認:速度テストを実施して過去の結果と比較し、表示速度が低下しているページがあればAPMツールで原因を調査します。
- プランのリソース使用量とディスク容量の確認:MyKinstaの「分析」>「プランご利用状況」で確認します。
- ボットアクセスの確認:「ボット対策」にある「上位のトラフィック」セクションを確認します。
- データベースの整理:WP-CLIやデータベース最適化プラグインを使用して、古いリビジョン、スパム、期限切れのデータを削除します。作業前には必ずバックアップを作成してください。
3ヶ月ごと
- アクセス権限の見直し:MyKinstaの「ユーザー管理」とWordPressのユーザーアカウントを確認し、アクセス権限が不要になったユーザーを削除します。
- 不要なプラグインとテーマの削除:MyKinstaの「プラグインとテーマ」画面で無効になっているものを確認し、WordPress管理画面またはWP-CLIから削除します。無効化したプラグインも脆弱性を悪用される可能性があるため、使用しないものは削除しましょう。
- 購入・会員登録フロー全体のテスト:ステージング環境で一連の操作をテストし、本番サイトでテスト注文が発生しないようにします。
- トラフィック推移の確認:MyKinstaの「分析」画面と、普段使用しているアクセス解析ツールを併用して確認します。
- ボット対策の設定と例外の見直し:現在使用していないサービスに対して設定した例外を削除します。
- PHPバージョンの確認:アップグレードする場合は、まずステージング環境でテストします。詳しくは、PHPの再起動と更新をご覧ください。
毎年
- ドメインの更新:サイトに設定されたドメインの有効期限が切れると通知が届きますが、期限切れになる前にドメイン登録事業者で更新してください。
- SSL証明書の確認:弊社が提供する無料のSSL証明書は自動で管理されますが、独自SSL証明書をインストールしている場合は、お客様ご自身で更新する必要があります。
- プランの見直し:過去1年間のリソース使用量を確認し、プランの選び方を参考に、現在のプランがサイトの運用状況に合っているか確認します。
- 古いページの削除や更新:不要になったページを削除する場合は、訪問者や検索エンジンがエラーページにアクセスしないよう、リダイレクトを設定します。
- プライバシーポリシーとCookie同意設定の見直し:弊社では専用のツールはご提供していません。サイト訪問者が所在する国や地域の法規制に引き続き準拠しているかをご確認ください。
メンテナンスの手間を減らす
- 更新作業の自動化:Kinsta自動アップデートアドオンは、プラグインとテーマを毎日自動で更新します。更新前後に最大5ページのスクリーンショットを比較し、問題が検出された場合は自動でロールバックします。料金は環境あたり月額3ドル、最初の1ヶ月間は無料でお試しいただけます。
- 複数サイトの一括管理:「サイト」画面の一括操作機能を使用すると、複数のサイトに対して更新や設定変更をまとめて実行できます。詳しくは、複数ユーザーでのサイト管理をご覧ください。
- 安全な変更作業:ステージング環境で変更をテストし、問題がなければ本番環境に反映することで、本番サイトへの影響を避けられます。詳しくは、安全なサイトの更新をご覧ください。
- 通知による問題の把握:通知を有効にしておけば、問題が発生した際に通知を受け取れるため、常にサイトの状態を確認する必要がなくなります。