なぜWordPressを選択すればいいだろうかと悩んでいるあなたなら、本記事を必ずご参照ください。この質問をしている方は少なくともWordPressのことを聞いたことがあるでしょう。しかし、その長所と短所を完全に調査することまたはその機能を徹底的に確認することはおそらくまだでしょう。

そのため、今日はWordPressを使用するメリットを分析し、世界で最も普及しているコンテンツ管理システムおよびウェブサイト構築ソフトウェアである理由について説明したいと思います。WordPressは本当に何でもできます!

ウェブサイトのジレンマ:WordPressを使用する理由

事業主の多くにとっては、WordPress、JoomlaShopify、Magento、WixWeeblyなどの名前は宇宙人の名前のように聞こえるかもしれません。これらの名前はウェブサイトの構築に使用されるプラットフォームである為、ウェブサイトの構築の際にはじめて耳にしていることが多いです。それぞれが独自のメリットがありますが、中には特定の目的のあるニッチなウェブサイトでのみ頻繁に使用されているものもあります。たとえば、Shopifyは、オンラインストアを運営している場合にのみ意味があります。ブログを書き始めて、その後ブログを電子商取引サイトにアップグレードするプラットフォームではありません。Magentoもそうです。もちろんウェブサイトビルダー及びプラットフォームの中にはより柔軟性のあるものまります。最も普及しているのは後者の方です。

Squarespace及びWixなどはあるスキルレベルの方を対象に素晴らしいツールを持っていますが、それらよりもWordPressを選択した方がいい理由を説明したいと思います。

  1. ソフトウェアは無料でオープンソース
  2. どの種類のウェブサイトも作成できるように状況に適応する
  3. 多数のメディアタイプのサポート
  4. 習いやすくて、コミュニティが広い
  5. テーマ及びプラグインを使用することによりウェブサイトの拡大縮小ができる
  6. 管理しやすい
  7. SEO第一
  8. ウェブサイトを完全に管理できる
  9. ブログ機能は本業界最高のブログ機能である
  10. ユーザーが多い
Using WordPress is a no-brainer.There's a reason 34% of the web uses it.? クリックでつぶやく

1. フトウェアは無料でオープンソース

WordPress.comもWordPress.orgも完全に無料です。この2つの違いについてこちらをご参照ください。要するにWordPress.orgはウェブサイトの細かい管理と高度なプラグインの利用のできる自己ホスト型のバージョンです。 WordPress.comは初心者には最適ですが、お金を稼ぎたいビジネスにとっては少し足りないく、WordPress.comからの移行を検討すれば良いでしょう。高価の有料プランもありますが、個人のブログと趣味ブログにもお勧めできます。

なお、WordPressは誰でも無料でダウンロードできます。2003年に立ち上がったオープンソースプロジェクトです。つまり、WordPressは貢献者のグループにより開発されています。オープンソースプロジェクトとは無料で、広いコミュニティのあるものです。ユーザーはベータテスターまたはブランドの支持者としてコミュニティに参加すできますが、参加したくないユーザーは参加する必要はまったくありません。

注:WordPressソフトウェアは無料ですが、それでもおそらく多少のお金を使うことになります。WordPressは自己ホスト型であるため、ホスティングが必要です。ホスティングは本当に安い共有サーバーなら月額約3ドルですが、最高のスピードとパフォーマンスを必要とすると月額数百ドルもする場合があります。(例えば、Kinsta等のホスティング会社の場合。)

テーマとプラグインは無料のものもありますが、プレミアム(有料)の方にはより便利な機能と質の高いサポートがあります。それにに、WordPressユーザーの多くは、フリーランサーまたは代理店などによる追加の有料のサービスも利用しています。例えば、フリーランサーにロゴをデザインしてもらったりウェブサイトのCSSコードを微調整してもらう場合があります。または、グラフィックデザイナー及びメンテナンス専門家を雇うWordPressユーザーもいます。採用する人材はやはり、ユーザーの今までの経験とウェブサイトの規模により異なります。

ただし、基本的にはWordPressの費用を最小限に抑えることができます。ホスティングのみにお金を使うウェブマスターも多いです。

実例を挙げると、

WordPress.orgのウェブサイトにアクセスすると、プラットフォームに関する基本情報が説明されていますが、そのページにある唯一のボタンは、「WordPressを入手」ボタンです。

WordPress.org
WordPress.org

これをクリックするとリリース毎に更新される無料のダウンロードページが表示されます。(現在の最新版はWordPress 5.2+です。)これにより、WordPressソフトウェアのユーザーへの提供方法もすぐにわかります。無料のソフトウェアをダウンロードする前に、バナー広告が表示されたり、アンケートに回答するよう求められたりすることはありません。基本情報、ベータ版のリリース、要件、ソースコード、アーカイブとダウンロードカウンタのみのあるシンプルなページです。WordPressソフトウェアをインストールす手順の説明書と共に複数のダウンロードオプション(.zipと.tar.gzファイル)があります。

WordPressの最新バージョンをダウンロードする
WordPressの最新バージョンをダウンロードする

より簡単なインストール方法

もっと簡単なインストール方法をお探しの方は、ご利用のホスティング会社をご確認ください。最も評判の良いホスティング会社は、数分以内にWordPressを起動させるためのワンクリックインストールボタンを備えています。Kinstaでは、WordPressのインストールには「サイトの追加」をクリックするだけです。

WordPressのインストール
WordPressのインストール

そうすれば、ファイルを管理したりFTP経由でアップロードしたりする必要はありません。マネージドWordPressホスティング会社では、インストール、メンテナンス、セキュリティ、バックアップなどを会社が処理します。

アップデートに関しては、新しいWordPressバージョンがリリースされるたびにダウンロードページに戻る必要はありません。そのアップデートについてのお知らせはWordPressによりダッシュボードで行われ、1分以内にアップデートできます。

2. どの種類のウェブサイトも作成できるように状況に適応する

WordPressに関するよくある誤解の一つは、WordPressが主にブログのためのものであるということです。以前はそうでしたが、長年にわたるさまざまな新リリースが行われ、当時ブログのためのプラットフォームであったWordPressが劇的に変更しました。

実は、WordPressのブログに関する長い経験は長所に違いありません。WordPressははるかにブログの記事を書くためのクリーンで最速のものの一つであり、この機能が最初から含まれています。ウェブサイト構築ツールの中には、デザインとアプリを最初に考えて、ブログのインターフェースが後から付け加えられるものもあります。

WordPressの場合はそうではありません。美しい電子商取引サイトを作成しても、ブログがその開発プロセスの不可欠な部分であることで安心できます。

実例を挙げると、

リストはきりがありませんが、WordPressで作成できるウェブサイトの種類は次のとおりです:

  • ブログ
  • ビジネスウェブサイト
  • ポートフォリオ
  • フォーラム
  • 電子商取引サイト
  • 評価ウェブサイト
  • メンバーシップサイト
  • eラーニングモジュール
  • チャットルーム
  • ギャラリー
  • 自己宣伝のための個人ウェブサイト
  • ジョブボード
  • ビジネスディレクトリ
  • QuoraのようなQ&Aウェブサイト
  • 寄付金を集めるための非営利団体のウェブサイト
  • ウィキとナレッジベース
  • YouTubeのようなメディア中心のウェブサイト
  • オークションサイト、クーポンサイト

上記のリストはきりがありません。WordPressの便利なところは、フォーラム及び電子商取引などの用途が簡単なプラグインまたはテーマを使用することで果たすことができることです。たとえば、個人のウェブデザインビジネスのためのオンラインポートフォリオを作成しようとするときに、以下のテーマを使って簡単に作成できます。必要なものは単にわずかな一回限りの利用料金、デモデータのアップロードだけです。もちろんデモデータの変更も自由にできます。

WordPressポートフォリオサイト
WordPressポートフォリオサイト

以下のスクリーンショットは、WooCommerceプラグインと組み合わせできるかなり人気のある電子商取引テーマです。WooCommerceは、通常のWordPressウェブサイトを、支払い処理、ショッピングカート、商品ギャラリーなどを備えたオンラインストアに変えるための人気のあるプラグインです。WooCommerceのインストールについては、当社の詳細なチュートリアルをご参照ください。

WordPressの電子商取引ストア
WordPressの電子商取引ストア

Easy Digital Downloads(デジタル商品の販売に使用されるもの)及びWP Ecommerceなどの他の電子商取引プラグインも数多くあります。Easy Digital Downloadsのインストールについては、当社の詳細なチュートリアルをご参照ください。

以下は最後の例になります。フォーラムです。 本ウェブサイトはテーマを使用して構築されましたが、フォーラムプラグインも検討する価値があります。素敵なテーマを選択したが、そのテーマにはフォーラムの機能がないと、プラグインを利用した方が良いでしょう。プラグインというのはWordPressの機能を拡張する方法です。必要な機能をGoogleで検索するとニーズに合ったプラグインまたはテーマが必ずあるでしょう。

WordPressフォーラムの例
WordPressフォーラムの例

3. 多数のメディアタイプのサポート

WordPressでサポートされているファイルタイプの長いリストがありませが、主なカテゴリは以下のとおりです:

  • 画像
  • ドキュメント
  • オーディオ
  • ビデオ

私自身の経験ですが、ファイルがサポートされていないとWordPressに知らされたことは一度もありません。jpg、.png、.gif、.pdf、.doc、.pptx、.mp3、.m4a、.mp4、.mov、.wmv、および.aviなどの一般的なファイルをアップロードできますが、.odt、.key、.ogg、.3gpなどのあまり知られていないファイルタイプの問題もありません。

SVGなど、許可されていないファイル形式もありますが、この問題の解決策もあります。WordPressでSVGを安全にアップロードする方法についてのチュートリアルも是非ご確認ください。要するに、ある写真、gif、ビデオまたはドキュメントなどをウェブサイトに載せたいなら、WordPressでは問題はありません。ドキュメントまたはプレゼンテーションを公開せずにウェブサイトにホスティングすることもよくある話です。

注意事項

WordPressではメディアファイルのほとんどすべてのなファイルタイプがサポートされています。ただし、規則に従い、自分が所有する画像、または無料及び著作権表示の必要なメディアのみを合法的に使用するようにしてください。

写真及びビデオなどを合法的にダウンロードできるウェブサイトは例えば下記のとおりです:

当社の記事である無料の画像を取得できる11の見事なところも是非ご確認ください。

実例を挙げると、

音楽とビデオの両方のあるSony MusicのウェブサイトはWordPressの幅広いメディアサポートの優れた例です。このウェブサイトには様々なフォーマットのビデオ及びオーディオクリップがあります。さらに、ヘッダーにKenny Chesneyの大きい写真が表示されていることにも代表されるように、画像の多いウェブサイトです。他のウェブサイトビルダーのメディアサポートが徐々に改善されますが、許可されていないものがどしてもあります。

Sony - WordPressメディアの例
Sony – WordPressメディアの例

VarietyのウェブサイトもWordPressを使用しています。ホームページには背景画像、短いビデオクリップ、映画の予告編、アニメーション、音楽トラック、映画撮影やテレビ番組のギャラリーなどのアイテムが多いです。Variety誌のすべての記事はメディアと関係がある為、そのウェブサイトは完璧な例でしょう。

Variety - WordPressメディアの例
Variety – WordPressメディアの例

4.習いやすくて、コミュニティが広い

オープンソースソフトウェアであるWordPressは誰でもに使用できるものです。ユーザーベースは、価格設定、プレミアムカスタマーサポート、スキルレベルなどにより制限されることはありません。WordPressについて学ぶべきことは多いですが、ダッシュボードを10分ぐらい使ってみるとインターフェースの機能の基本が理解できます。

ソフトウェアへのアクセスがしやすい為、ユーザーがブログ、フォーラム、オンラインコース、セミナー、ウェビナー、書籍などを作成したり、WordPressプラットフォームのさまざまな側面を生かしたりしています。WordPressにはもちろん正式のカスタマーサポートもあります。WordPressフォーラムを通しての専用のサポートは購入可能になっています。

WordPressについて習うための材料、または開発関係の質問の回答などの数量は本当に素晴らしいです。例えば、本ブログなどのブログをフォローしたり、WordPressに関する工夫のニュースレターを受信することもできます。一方、Googleの検索を行うことでも、悩み事の解決策を見つけることができます。(WPBeginnerは悩み事の解決策が多いことで知られています。)

実例を挙げると、

WordPressのコミュニティは、下記の2つの場面で応援してくれます:

  • 長期的な知識が取得できる教育
  • WordPressの課題に対する解決策

WordPressの教育は無料なものも有料なものもありますが、確かなことが1つあります:最高のなコースのすべては、よく整理され、便利な知識の多く、手頃な価格のものです。たとえば、WP101ウェブサイトトは、以下の内容に関する完璧なビデオコースを備えたことで有名なトレーニングスポットです:

  • WordPressの初心者コース
  • WooCommerceの初心者コース
  • Yoast SEOプラグイン
WordPressを習うチュートリアル
WordPressを習うチュートリアル

教育を受けた上で、独自のWordPressウェブサイトが作成できます。WordPressには通常通りの正式サポートはない為、ブログ、フォーラム、Google、オンラインコミュニティなどに質問するしかありません。開発関係の質問ならWordPressのプライマリーサポートフォーラムで聞きましょう。下記のスクリーンショットには、WordPressの修正、WordPressとのネットワーキング、localhostのインストール、通常のインストールなどのトピックなどがあります。私自信は「Googleで検索していみる」人ですが、フォーラムとブログは課題をタイムリーに解決するために不可欠のものに違いありません。

プレミアムプラグインとテーマに関しては、開発者はナレッジベース、フォーラム、チケットシステム、電子メールなどの独自のサポートシステムがあります。

WordPressのサポートフォーラム
WordPressのサポートフォーラム

5. テーマ及びプラグインを使用することによりウェブサイトの拡大縮小ができる

WordPressのテーマとプラグインによりウェブサイトを簡単に構築できることについては上記述べましたが、これらの要素はスケールアップ(拡大)にも不可欠です。ブログなら、テーマを選択してデザインを調整するだけです。ビジネスウェブサイト及びポートフォリオもそうです。

テーマはウェブサイトの基盤です。色を変更したり、ロゴを追加したりし、固定ページやブログの投稿の内容を書きますが、デザイン作業はあまりありません。

しかし、ウェブサイトに新しい機能を追加したいときもあります。お客様のご希望に応えてメンバーシップセクションを作成したり、毎月のクイズを用意してお客様との対話を強調したりする場合があります。このような場合にはプラグインを使用します。

たとえば、ウェブサイトの一部をコミュニティに変える優れたメンバーシッププラグインが数多くあります。無料のものも、有料のものもあります。クイズのプラグインもそうです。当社の最高のクイズプラグインのリストを是非ご確認ください。

ウェブサイトの拡張ができるのはプラグインだけではない

ウェブサイトに新しい機能を追加するときに、通常はプラグインを使用します。ウェブサイトを立ち上げるときにテーマは1つだけで十分です。

しかし、ウェブサイトが成長するにつれ、業界の変化とともに、自サイトのニーズも変更します。Googleがモバイルレスポンシブなウェブサイトに報酬を与え始めたことはその好例です。1年以内にすべてのWordPressテーマの開発者がモバイルフレンドリーなデザインをリリースしたかのようでした。したがって、ウェブサイトの所有者の多くが新しいテーマを取得する必要がありました。

成長していくウェブサイトで次のような理由から新しいテーマを取得することもよくあります:

  • 外観を改善したいです。
  • 無料のテーマからより強力なプレミアムテーマに切り替える必要があります。
  • ウェブサイトの所有者はテーマの開発者のカスタマーサポートに満足していません。
  • ビジネスが提供する内容が変更しました。
  • プラグインが提供できないツールが必要になってきました。

実例を挙げると、

WordPressテーマを選択するのは、Google検索をと同じくらい簡単です。WordPressのテーマのさまざまなカテゴリに分けたリストが多いです。「不動産のWordPressテーマ」または「アパートのWordPressテーマ」などを検索すると、結果が数多く出てきます。しかし、信頼できるWordPressテーマのストアまたは開発者から購入するのはベストです。そうすると確実に、質の高いサポート、迅速で最適化されたコードと、長期にわたアップデートを入手できます。

WordPressのテーマストア
WordPressのテーマストア

下記は評判の良い有名なテーマのホットスポットのリストです:

オンラインのテーママーケットプレイスもあります。ただし、ここの開発者がいなくなりテーマのサポートが終了することがある為、ご注意ください。一方、高品質のテーマも多く、詳しく確認する価値があります:

プラグインは、テーマと同様に無料版とプレミアム版の両方があります。唯一の違いは、無料のプラグインがビジネスウェブサイトにも使用されていることです。無料のテーマは個人的なブログなら十分ですが、プロの方は通常、50~100ドルくらいの金額を使って、よりすばらしいプレミアムテーマを手に入れることが多いです。WordPressテーマの無料版と有料版については、当社の詳細記事を是非ご確認ください。

プラグインはそうとは限りません。最も便利なプラグインの多くは無料です。新しいプラグインを検索するには、WordPressダッシュボードを使用するか、WordPressプラグインライブラリにアクセスします。ライブラリには50,000以上のプラグインがあり、そのほとんどは無料です。(またはフリーミアムのものも多いです。)キャッシュプラグイン、フォーラムプラグイン、スパム対策プラグイン、ソーシャルメディアプラグイン等あらゆるものが揃っています。プラグインのインストールには数分もかからず、各プラグインのページにはスクリーンショット、機能のリストやデモ等があります。

WordPressのプラグインリポジトリ
WordPressのプラグインリポジトリ

インターネット上にプレミアムプラグインも多く販売されています。無料のプラグインとプレミアムプラグインの主な違いは、有料のプラグインの方が顧客サポートがいいことでしょう。プレミアムプラグインを検索できるウェブサイトは例えば次のものがあります:

6. 管理しやすい

ウェブサイト開発会社の中には前払いと定期的なメンテナンス料金のある高価なパッケージを販売している会社が多いです。ただし、WordPressの適切な教育を受けた上でWordPressのウェブサイトは管理しにくくありません。ウェブサイト管理は次の作業があります:

  1. サーバーがOKであることを確認します。
  2. セキュリティを定期的に確認します。
  3. バックアップを取ります。
  4. プラグイン、テーマ、そしてWordPressソフトウェアをアップデートします。
  5. スパムを管理します。
  6. 機能性の試験とリンク切れの試験を実施します。
  7. スピード改善とSEO改善を実施します。

サーバーの確認は自分で行うのではなく、信頼できるホスティング会社と契約して、ウェブサイトが常に稼働しているかをチェックするだけです。セキュリティとバックアップは、プラグインまたはマネージドWordPressホスティングプランを通じて処理されます。上記の残りの作業は時々しか行いません。たとえば、Kinstaでは、バックアップは毎日自動的に作成され、14日間保存されます。そのバックアップは必要なときにボタンをクリックするだけで復元できます。

WordPressバックアップを復元する
WordPressバックアップを復元する

たとえば、ウェブサイトの処理速度を向上させるために、キャッシングプラグインをインストールすることをお勧めします。SEOもそうです。スパム管理ならAkismetプラグインをお勧めします。リンク切れ処理のプラグインさえ存在します。

実例を挙げると、

手動で行う唯一のメンテナンス作業は、プラグイン、テーマとWordPressソフトウェアのアップデートです。幸いに、WordPressがアップデートがリリースされたときにその通知をしてくれます。したがって、警告が表示されるたびに更新を行うだけです。更新には通常1分もかかりません。

WordPressプラグインの更新
WordPressプラグインの更新

その他の作業(SEO、バックアップ、速度改善、セキュリティ、リンク切れ確認、スパム管理など)はプラグインを使用して実施できます。たとえば、WP Time Capsule プラグインは、ファイルとデータベースの両方のバックアップを作成するに適切なツールです。本プラグインはバックグラウンドで動作しています。あるファイルが破損した場合、またはウェブサイトがクラッシュした場合は、復元機能を使用して異常処理できます。

WordPressバックアップ
WordPressバックアップ

ダッシュボードの管理をもう少ししやすくする工夫についえはこちらの記事をご確認ください。

7. SEO第一

WordPressはSEOが組み込んでいることで知られています。実は、WordPressはすべての固定ページと投稿に対してタイトルタグとメタディスクリプションを自動的に生成します。これにより検索エンジンがコンテンツの内容を把握し、インデックス登録が進められ、掲載順位が改善されます。WordPressのどの機能もそうですが、プラグイン及びオンラインツールを使用するとより詳細な機能も利用可能になります。例えば下記のSEO対応プラグインを検討してください:

実例を挙げると、

Yoast SEOプラグインは、どのWordPressウェブサイトにもあってはならないものです。WordPressのデフォルトのSEOツールは素晴らしいですが、Yoastはより詳細的なものです。

以下はフォーカスキーワードを入力するYoastの一つのセクションです。固定ページとブログ投稿のいずれかに使用されます。使用したいフォーカスキーワードを入力すると、Yoastは該当の投稿または固定ページを分析し、そのキーワードの使用頻度が適切であるか教えてくれます。キーワードの密度、キーワードの配置箇所、SEOタイトル、ページタイトルなどに関する指摘事項が表示されます。まるでSEO最適化のためのチェックリストですね。

Yoast SEOのフォーカスキーワード
Yoast SEOのフォーカスキーワード

SEO対策の45個の工夫についてはこちらの記事を、WordPress用の最高のSEOプラグインについてはこちらの記事をご確認ください。

8. ウェブサイトを完全に管理できる

Googleで「ウェブサイトビルダー」または「ウェブサイトプラットフォーム」を検索すると、結果が数多く表示されます。WordPressの他には、WIX、Squarespace、Joomla、Magento、Shopify、Weebly、およびJimdo等の競争相手も表示されるでしょう。上記のすべてはウェブサイトの作成に適切なものですが、Squarespace、Shopify、WIXなどの非オープンソースのものでは、プレミアムパッケージで提供される機能しか利用できません。

そのため、次のような制限があります:

  1. 電子商取引機能は内蔵機能である為、プラグインを使って拡張することはできません。
  2. 一つの会社のホスティングしか選択できません。複数のホスティング会社を試験した上で最高のパフォーマンスの会社を選択する自由はありません。
  3. コードの調整は、会社が教えてくれる内容に限られています。さらに悪いことに、Shopifyなら完全にユニークなコーディング言語が使用されます。(Liquidという言語です。)要するに、エディタを使用して自分自身で処理できない変更が必要になってきた場合には専門の開発者を雇うしかありません。
  4. ウェブサイトとそのコンテンツの完全な所有権を持っていません。ウェブサイトを会社から借りているだけです。したがって、支払いを止めると、ファイル及びページの内容のすべてが失われるか、会社により保持されることになります。WordPressを使用すると、ファイルの所有権があるため、ホスティング会社を変えることが自由にできます。

実例を挙げると、

「外観」メニューではWordPressを完全にカスタマイズできます。テーマ、フォント、色、ウィジェット、メニュー、ロゴ、コードなどを自由に管理できます。調整したい内容のすべてがこのメニューで調整できます。コードをあまり触らなくても、開発プロセスがスピードアップされる為、初・中・上級のユーザーにも最適です。

さらに、テーマの中には独自のカスタマイズモジュールのあるものもあります。あるいは、ドラッグアンドドロップエディタをインストールすることにより、コーディングを不要にすることもできます。

WordPressの外観をカスタマイズする
WordPressの外観をカスタマイズする

詳細な変更を行う場合、ウェブサイトの各ファイルはWordPressダッシュボード、ご利用のホスティングアカウント、またはローカル環境を通してアクセスできます。Google Analyticsのコードスニペットの挿入、ランディングページのCSSの完全な見直しなどの変更は、WordPressなら可能です。

WordPress外観メニュー
WordPress外観メニュー

9. ブログ機能は本業界最高のブログ機能である

WordPressはブログプラットフォームとして生まれました。当時は競合他社もありましたが、現在のところ、WordPressブログエンジンのパワー、優雅さと便利ななツールと比較になるものはありません。Tumblr、Medium、Ghost、Bloggerなどは趣味なら完璧ですが、プロならWordPressです。WordPressブログエディタの中にあるツールは驚くほど便利です。

書式設定ツールとメディアツールを利用し、簡単な個人ブログが作成できます。投稿を事前にスケジュールし、投稿者及び編集者など複数のユーザー種類を設定することにより、オンライン雑誌さえ作成できます。プレビュー機能、投稿内容の編集機能などもある、コードを一切触らなくても良いWordPressは誰にも負けません。

実例を挙げると、

WordPressブログプラットフォームの利点の一つは、パーミッションまたはユーザー役割というものです。例えば、あなたはウェブサイトの管理者であるとしましょう。 そうするとすべてのファイル、プラグイン、SEO、そしてセキュリティツール等にアクセスできます。ブログのコンテンツを作成するに、編集者1名と投稿者3名を雇います。ただし、ブログの投稿以外に何も触ってほしくないですね。

したがって、1名は編集者にし、残りの3名は寄稿者にします。編集者は投稿の編集も公開もでき、寄付者は投稿の作成しかできません。

 WordPressユーザーの種類とパーミッション
WordPressユーザーの種類とパーミッション

ブログのインターフェースを見るとそのパワーがすぐ分かります。ボタンをクリックするだけで、メディアを追加したりフォーマットを変更したりできます。タイトルとパーマリンクを変えることも可能で、カテゴリ、タグと読みやすさなどさえ設定できます。必要に応じて元に戻すたことのできるリビジョン機能、プレビューボタンと公開ボタン等もあります。

WordPressのエディタ
WordPressのエディタ

ビジュアルビューは、エンドユーザーに表示されるものに近い、HTMLをレンダリングしたものです。テキストビューに切り替えると、投稿のコンテンツがHTML形式で表示されます。

WordPressのHTMLテキストビュー
WordPressのHTMLテキストビュー

10. ユーザーが多い

WordPressにはユーザーが多く、試してみる価値があります。そのパフォーマンス、拡張性、使いやすさ等が広く知られています。インターネット上のすべてのウェブサイトの29.3%以上がWordPressを使用していることは事実です。

有名なSEOであるPatrick Coombeは、inbound.orgでウェブサイトを運営している方とマーケターを対象に「ウェブサイトを最初からやり直すことができたら、変更したいことがありますか?」と質問しました。WordStreamの創設者であるLarry Kimは「DrupalではなくWordpressをインストールした方がよかった」と答えました。

WordPress対Drupal
WordPress対Drupal

上記の2つのプラットフォームの比較については、「WordPress対Drupal:どちらの方が便利でしょうか? (長所と短所) 」をご参照ください。

WordPressは明らかに便利です。そして、前述のように、WordPressソフトウェアは無料で、ほとんどのホスティング会社では返金保証がある為、無料で試してみることができます。

経験豊富なユーザーは、WordPressが更新と改善を次々に実施してくれることを便利だと思っているようです。更新がリリースされるたびに、その更新内容を説明する情報ページも公開されることも非常い役立ちます。

実例を挙げると、

米国で最も急成長している100社のうち62%(Inc. 5000)がWordPressを使用しています。– Nelio Software

ヒューストン動物園、オバマ財団、さらにはトヨタ自動車などの有名な組織もWordPressを使用しています。The Tribune Media Group、jQuery、Plesk、Chicago Sun-Times、Dyn、Nginx、TechCrunchなども注目すべきでしょう。WordPressを使用した130以上のウェブサイトのトップリストも是非ご確認ください。

WordPressを使用しているウェブサイト
WordPressを使用しているウェブサイト

WordPressを使用できるその他の14用途

WordPressを使用する理由と使用用途については、上記説明しましたが、もう少し珍しいアプローチも紹介させてください。

1. ニュースポータル

ニュースを公開するだけでは十分ではなく、フィードも必要です。RSSフィードはまだ死んでいるわけではなく、さまざまなフィードのマッシュアップのために広く使用されています。WordPressはデフォルトで投稿のフィードを提供しますが、様々なソースからのフィードを表示したい方もいます。それがWP RSS Aggregatorなどのプラグインが登場するところです。本プラグインを使用することによる、さまざまなRSSフィードを選択してウェブサイトに表示することができます。 WP News Deskはその好例です。

WP News Desk
WP News Desk

2. WordPressによる不動産管理システム

WordPressを使用した不動産会社のあなたなら、不動産物件を管理するために別別途のプラグインが欲しいでしょう。プラグインを使用することにより工事会社、営業会社、そしてお客様が集まるウェブサイトを作成することができます。ウェブサイトを使用しやすくするように検索機能とフィルタ機能も追加できます。支払いゲートウェイ(電子商取引の章で説明)を追加すると、ウェブサイト内で支払い管理ができます。人気なプラグインが例えばEstatikEasy Property Listings等があります。

WordPress不動産プラグインEstatik
WordPress不動産プラグインEstatik

上記以外のものを検討したい方は、当社の8個のWordPress不動産プラグインについてのレビューをご確認ください。

3. 知識ベース・百科事典・ウィキペディア

WordPressを使用すると、あるニッチの広い知識ベース、用語集などの機能を備えた百科事典、さらに辞書などが作成できます。タグやカテゴリを作成するだけでなく、用語を用語集に関連付けることもできます。コンテンツを表示するためのユーザー定義のテンプレートを作成すると、ユーザーが必要な情報を必ず見つけるようになります。企業または開発者の多くはHeroic(下記参照)などの知識ベースプラグインを利用してドキュメントを作成していることにより、サポートまたはメールでのやり取りの時間が短縮しています。

WordPress知識ベースプラグインHeroic
WordPress知識ベースプラグインHeroic

4. eラーニングポータルとコース

独自のCourseraを作成しようと考えていますか?WordPressなら作成しやすいです!最も普及している方法の一つは、LifterLMSプラグインでしょう。本プラグインでは魅力的なオンラインコースを作成、販売、そして保護することができます。LifterLMSのミッションは、デジタル教室での教育を民主化することです。レッスンの作成、コースの構築、マルチメディアの追加などの機能があります。本記事で前述したWP101さえWordPressの教育にLifterLMSを利用しています。

WordPressコースの作成
WordPressコースの作成

5. WordPressを使用したアポ管理

弁護士、音楽家、コンサルタント、医師等なら、患者及びお客様は事前にアポを取り、そのアポを管理しなければなりません。ありがたいことに、WordPressならウェブサイトで直接予約及びアポを管理できるすばらしいソリューションが多いです。

WordPressでアポを取る(画像出典:EDD bookings)
WordPressでアポを取る(画像出典:EDD bookings)

一般的なWordPressウェブサイトなら、Easy AppointmentsまたはBooking Calendarプラグインを、電子商取引サイトなら、EDD Bookingsプラグインをご検討ください。

6. 請求書発行システム

Nutcache及びFreshbooksなどのウェブサイトにはプロジェクト管理のツールが多数用意されていますが、WordPressウェブサイト内で請求書発行を行いたい場合は、WP-Invoiceというシンプルで便利なプラグインがあります。

WP-Invoiceプラグイン
WP-Invoiceプラグイン

商品やサービスの請求書を作成し、お客様に送信しましょう。PayPal、Stripe、またはAuthorize.netなどのお支払いゲートウェイを統合することにより、ウェブサイトを通じて支払いを受けることができます。それに好きな時間管理プラグインも追加すると、ビジネスニーズに完全に答えたシステムができます。

WooCommerce PDF Invoices及びEDD PDF Invoicesなど、現在の電子商取引WordPressウェブサイトで請求書を作成できる優れたプラグインも多数あります。

7. WordPressを使用して求人ポータルを作成する

WordPressウェブサイトを求人掲示板にしたいのなら、一つのプラグインだけでできます。WP Job Managerを使用すると、求人情報をウェブサイトに追加し、その内容を管理かつ分類化できます。100,000以上のアクティブなインストールがあり、評価は5つ星のうち4です。登録済みのユーザー(またはゲスト)は、仕事の検索・管理・申請などができ、雇用主は求人のリストを管理(記入、編集、削除など)することもできます。当社の完全なWP Job Managerチュートリアルについてはこちらをご参照ください。

WordPressでの求人掲示板
WordPressでの求人掲示板

8. 顧客関係管理(CRM)システム

WordPressウェブサイトにはご利用の顧客関係管理(CRM)モジュールを統合することができます。そうすると、サードパーティ製システムにアクセスしたりする手間を省きます。WordPressとの統合は他にも多いという事実のために、これは実際にはもっと閉鎖的なあるいは限定的なソリューションよりも便利である場合が多いです。

CRMのお客様
CRMのお客様

WordPress用のCRMプラグインは数多くありますが、そのトップリストを作成してみましたので、是非ご確認ください。初心者の方は、Zero BS WordPress CRMまたはWP ERPを検討してみてください。 両方は献身的な開発者により開発されたもので、サポートも優れています。

9.イベント管理システム

年中行事の多い事業を運営していますか? 問題ありません。WordPressウェブサイトでイベントを作成し、カレンダーと統合することは非常に簡単です。 最も便利なイベント管理プラグインについてはこちらの記事をご参照ください。中には、iCal、Googleカレンダーなどとの同期機能のあるものも多いです。

10. ビジネスディレクトリポータル

ビジネスディレクトリを作成したい方は、Business Directoryプラグインを検討してください。20,000以上のアクティブなインストールがあり、評価は5つ星のうち4.5です。ローカルディレクトリの作成、事業者のリストアップ、タウンページのようなリスト生成などができます。リストへのアクセスを無料にすることも、有料にすることもできます。プレミアムモジュールですが、評価機能とビジネスの場所を特定できるようにGoogle Mapsのモジュールも追加できます。

WordPressのビジネスディレクトリの例
WordPressのビジネスディレクトリの例

11. プロジェクト管理システム

あるプロジェクトの進捗を管理するには、プロジェクト管理システムが必要です。Trello、Asana、Github等のスタンドアロンのオプションは開発者の間で人気がありますが、WordPress内のプロジェクト管理システムを希望する方もいるでしょう。(gitとGithubの比較ガイドもご用意しています。)

WP Project ManagerまたはKabanプラグインをお勧めします。

WordPressのプロジェクト管理の例
WordPressのプロジェクト管理の例

12. フォーラム

フォーラムは以前ほど普及していないかもしれませんが、質問の答えを求めているユーザーならまだフォーラムを使います。WordPressウェブサイトをフォーラムにする最も簡単な方法はbbPressの採用です。bbPressはWordPress.comを作成した会社であるAutomatticにより開発された軽量のWordPressプラグインです。300,000以上のアクティブなインストールがあり、評価は5つ星のうち4です。bbPressにはプラグインとテーマの機能が付属しており、機能をカスタマイズしたり、コアプラグインの外観をカスタマイズしたりできます。そして無料です!その他のオプションについては、9つのWordPressフォーラムプラグインのトップリストをご参照ください。

WordPressのフォーラムbbPressの例
WordPressのフォーラムbbPressの例

13. クラウドファンディング

WordPressのクラウドファンディングウェブサイトを運営できるプラグインが多いです。寄付を受ける原因を設定し、PayPal及びStripe等の支払いゲートウェイを統合するだけで支払いを受け入れるようになります。寄付者が目標に到達した場合にのみ請求される機能さえあります!当社のWordPressのクラウドファンディングプラグインのトップ6も是非ご確認ください。

WordPressのクラウドファンディングの例
WordPressのクラウドファンディングの例

初心者の方はWP Crowdfundingプラグインをご検討ください。寄付を受ける場合にはGiveプラグインも非常に人気があります。

14. ソーシャルネットワーク

ウェブサイト内ミニフェイスブックが欲しい方は、BuddyPressを検討してください。会社または組織のためにソーシャルネットワークを作ることができます。ユーザーはプロファイルを設定してメッセージのやり取り等をすることにより、コミュニティを作ることができます。BuddyPressには、機能をさらに拡張する独自のプラグインさえあります。まとめますと、ウェブサイト内に小さいソーシャルネットワークを作りたいのであれば、BuddyPressはシンプルでありながら優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。

BuddyPress
BuddyPress

WordPressはすごいであるから検討する価値がある

WordPressは世界中で強い支持を得ています。開発者の中には他のプラットフォームが好きな人もいますが、そうすると新しいコーディング言語を習得し、使い勝手の悪い環境の中で作業することになります。ブロガー、事業主、顧客を持つ開発者または、電子商取引の専門家なら、WordPressを選択した方がいいでしょう。 そうすると、ウェブサイトを完全に管理できるだけでなく、プラグイン、テーマ、無料のツール、または完全なメディアサポートなどの優れた利点もあります。

本記事はWordPressを使用する理由は何だろうかという質問の答えになったのでしょうか。同じ質問をしている方をご存じでしたら是非本記事を彼らにも転送してください。懸念事項、ご不明点などございましたら、下記のコメント欄でお知らせください。