WordPressホスティング選びは重要な作業であり、それゆえに時間と根気が必要です。価格、管理可能サイト数、バックアップなどの基本的な機能や要素は確認しやすいものですが、ホスティング会社の隅々まで調査するのには手間がかかります。
ホスティングサービスがすべての要件を満たしているか、ビジネスに適しているかを確認しなければなりません。その決断を少しでも容易にするため、この記事ではKinstaの技術的な側面に関するよくある質問をまとめました。
以下にご紹介する質問と回答は、Kinstaの営業部門に直接寄せられたものであり、最もよくある質問から順にご紹介していきます。目次より気になる質問をクリックすると、すぐに回答を確認することができます。
Kinstaを利用することで、どのくらいサイトが高速化されますか?
一概には言えませんが、他のマネージドWordPressホスティングからKinstaに移行されたウェブサイトのほぼすべてで速度改善が見られています。
例えば、SkyRocketWPは顧客サイトを高速化するべくKinstaに移行しました。100以上のサイトをWP EngineからKinstaに移行したところ、すべてのサイトで読み込み時間が平均で49%短縮されました。
WP Buffsの場合は、サイトのページ読み込み速度が2倍に向上しています。さらにKinstaに移行して内蔵のCDNを利用しただけで、サイト離脱率を平均21%抑えることに成功。Kinstaのより詳しいパフォーマンスに関しては、ReviewSignalの年間パフォーマンスベンチマークをご覧ください。Kinstaは、マネージドWordPressホスティングとして、4年連続で最高のパフォーマンスを記録しています。
KinstaはGoogle Cloud Platformとプレミアムティアネットワークを利用して、超高速ネットワークを確保しています。世界37箇所のデータセンター(日本国内は東京と大阪の2箇所)からお好きな場所を選択可能です。訪問者の近くにサイトを配置することで、レイテンシとTTFBが削減され、光速の読み込み時間を実現することができます。さらにHTTP/3 CDN、最新のPHPバージョン、隔離コンテナ技術を組み合わせて、業界随一のパフォーマンスをお届けしています。
Kinstaが採用するGCP最高クラスのC2およびC3D仮想マシンにより、多くのサイトで最大200%のパフォーマンス改善が見られています。
現在利用しているホスティングと比較するために、数日間Kinstaを試してみることはできますか?
お試し期間はご用意していませんが、すべてのプランには無料のサイト移行サービスと30日間の返金保証が付帯します。
- Kinstaでは、優れたサービスを自信を持ってお客様に提供しています。このため、WordPress専用マネージドホスティングのすべてのプラン(※アドオンを含む)に30日間の返金保証が付帯しています。ご利用開始から30日以内に解約された場合には、全額返金させていただきます。つまり、30日間はリスクなしでKinstaをお試しいただけます。
- 30日間の返金保証の詳細はこちらをご覧ください。
- 長期契約の縛りはありません。いつでも簡単にプランの解約が可能です。
必要時に容量(またはワーカープロセスやサイト数)を増やすことはできますか?
お客様の要件に応じて、柔軟なオプションをご用意しています。例えば、ディスク容量の引き上げが必要になる場合は、ディスク容量アドオンをご利用いただけます。数回のクリックで、必要な分だけプランのストレージ容量を増やすことができます。
また、ホスティング費用を抑える方法として、Amazon S3やGoogle Cloud Storageなどの外部ストレージサービスに大容量ファイルをオフロードすることも可能です。Kinstaの多くのお客様がこの方法を採用しています。手順は以下で詳しくご紹介しています。
また、管理するサイト数だけを増やしたい場合には、WordPressサイトアドオンをご利用いただけます。なお、ワーカープロセスの追加にはプランのアップグレードが必要になります。
大量のリソースが必要な場合には、Enterpriseプランもご利用いただけます。要件に適したプランがわからない場合は、営業部門までお気軽にご相談ください。
キャッシュ系プラグインは利用できますか?
キャッシュ系プラグインはご利用いただけません。Kinstaでは、ソフトウェアまたはサーバーレベルで自動的に実施される4種類のキャッシュを提供しており、競合を回避することが目的です。Kinstaのキャッシュは、お客様のWordPressサイトに自動でインストールされるKinsta MUプラグインで管理可能です。
Kinstaのキャッシュに関する詳細はこちらをご覧ください。
例外として、WP Rocketのバージョン3.0以降はご利用いただけます。WP Rocketのキャッシュ機能はKinstaで自動的に無効になるため、Kinsta組み込みのキャッシュを利用しながら、WP Rocketのその他の最適化機能を活用することができます。
デフォルトのキャッシュ有効期限を伸ばすことはできますか?
Kinstaのページキャッシュの有効期限は、デフォルトで1時間に設定されています。必要に応じて、コントロールパネルのMyKinstaから変更可能です。頻繁に変更されないサイトでは、有効期限を伸ばすことでパフォーマンスが向上することがあります。
WooCommerceやEasy Digital Downloadsのキャッシュはどのように処理されますか?
WooCommerceやEasy Digital Downloadsなど、人気ECプラグインを考慮したキャッシュルールをサーバーレベルで実装しています。デフォルトでは、買い物カゴ、アカウント、決済画面などのキャッシュできない特定のページがキャッシュ対象から除外されており、woocommerce_items_in_cart
やedd_items_in_cart
Cookieを検出することで自動的にバイパスします。これにより、スムーズな決済プロセスを実現します。
他にもキャッシュをバイパスすべきページがある場合は、ライブチャットにてご連絡ください。
ホスティングの再販やホワイトラベル化は可能ですか?
現時点では、再販プランにあたるものはご用意しておりませんが、ウェブ制作会社や代行業者など、複数の顧客サイトを扱うお客様は、MyKinstaのマルチユーザー機能を利用して、顧客にKinstaサーバーのホスティング環境を提供することができます。また、すべてのWordPressサイトにデフォルトでインストールされるKinsta MUプラグインのホワイトラベル化も可能です。
また、Kinstaのアフィリエイトプログラムに参加し、Kinstaのサービスを紹介することで継続的な報酬を手にすることもできます。
サイトの移行作業はどのように行われますか?どのくらい時間がかかりますか?移行中にサイトは停止しますか?
プランの契約後、コントロールパネルMyKinstaより、無料でサイト移行を申請することができます。申請後、移管作業を担当するエンジニアより、詳細の確認と移行日時の確認のご連絡を差し上げます。
できるだけ早い移行処理の完了に努めておりますが、最大で2営業日かかる場合があります。移行処理に時間がかかると思われる場合には、お客様からの申請を受け取った時点でお知らせいたします。また、MyKinstaからいつでも進行状況を確認することができます。急を要するプロジェクトや緊急事態に直面されている場合は、8時間のお急ぎサイト移行もご利用いただけます。
また通常、移行中にサイトがダウンすることはありません。ECサイト(WooCommerceやEasy Digital Downloads)、会員制サイト、コミュニティサイトなどの動的なサイトに関しては、データの損失を防ぐため一時的にメンテナンスモードに切り替える必要があります。詳しくはこちらをご覧ください。
移行が完了したら、本稼働前のご確認事項とともにその旨をご連絡いたします。
DNSをKinstaに紐付ける前にKinstaの性能を試すことはできますか?
DNSをKinstaに紐付ける前にサイトをテストすることは可能です。これには以下のような方法があります。
選択肢1
「test.yoursite.com
」のようなサブドメインを追加し、サブドメインのDNSをKinstaに紐付け、現在のサイトと比較します。
これを正しく機能させるためには、お客様のサイトで簡単な検索と置換を行う必要があります。バックアップを作成し、MyKinstaの検索と置換ツールまたはその他のツールを使用して、一時的なサブドメインに更新してください。
テストを終えたら、ワンクリックで簡単にサイトの復元が可能です。本番サイトでのデータ変更の頻度によっては、テスト終了後、完全にサイトの移行が必要になることがあります。
選択肢2
hostsファイルを編集し、Chromeのデベロッパーツールを使用してローカル環境でテストを行うことができます。
負荷テストは実施できますか?
前提として、ウェブサイトの「速度テスト」と「負荷テスト」は大きく異なります。
ウェブサイトの速度テスト
ウェブサイトの速度テストでは、通常、PHP(MySQL+PHPを含む)の応答時間を測定します。これはページの総読み込み時間を意味します。PingdomやGTmetrixなどのツールを使用して、HTMLのレンダリング/待ち時間を測定し、利用中のサーバーと比較するのが一般的です。Kinstaでは、サイトを「test.yoursite.com
」のようなサブドメインに置き、既存のサイトと比較することができます。
ウェブサイトの負荷テスト
ウェブサイトの負荷テストは、速度以上のものを測定するもので、一般的にはトラフィックの急増や対象となる同時接続数など、特定の条件を再現するために実施されます。自動負荷テストツールを正確に使用することは難しく、実際の状況を再現できなければ、正しい結果を得られないことがほとんどです。
Review SignalのようなWordPressサーバーのテストを行う会社による調査結果から、他のサーバーとの比較を確認することができます。Review Signalでは、科学的な根拠に基づいた手法で適切にテストを実施しているため、信頼性の高いデータを取得可能です。Kinstaでは、負荷テストを実行することはできません。実行可能なテストの詳細に関しては、弊社利用規約をご覧ください。
他社からのサイト移行は無料ですか?
WordPress専用マネージドホスティングでは、ご利用プラン、サイト数、サイトの種類を問わず、無料のサイト移行サービスを提供しています。MyKinstaダッシュボード画面の「サービスを追加」>「サイトの移行を申請」から申請可能です。
移行元はエックスサーバー、さくらのレンタルサーバー、ロリポップ、Amimoto、KAGOYAなどの日本のホスティングサービスはもちろん、WP Engine、Flywheel、SiteGround、 Pagely、Liquidweb、Pantheon、Cloudways、GoDaddy、DreamHost、Bluehost、HostGator、A2 Hosting、tsoHostのような海外ホスティングまで、すべてのホスティング会社が対象になります。Kinstaのサイト移行の詳細はこちらをご覧ください。
ドメインレジストラから購入したSSL証明書は使用できますか?
使用可能です。SSLサービスまたはドメインレジストラからのCSRと秘密鍵の再生成が必要になります。この手順はレジストラによって異なるため、レジストラの公式ドキュメントを確認するか、カスタマーサポートにお問い合わせください。その後、MyKinstaよりSSL証明書をインストールしてください(WooCommerceサイトにSSL証明書をインストールする方法はこちら)。
Kinstaでは、ワイルドカード対応のCloudflare SSL証明書をすべてのプランで無料提供しています。別の種類が必要になる特別な状況を除いて、KinstaのSSL証明書を使用することをおすすめします。
マルチサイトはサポートしていますか?
Pro以上のプランでWordPressマルチサイトをホスティング可能です。Starterプランをご利用の場合は、プランのアップグレードが必要になります。
関連して、マルチサイトの設定関する注意事項はこちらでご紹介しています。
マルチサイト用のステージング環境はありますか?
マルチサイトの設定によっては、Kinstaのステージング環境を使用できない場合があります。
- サブディレクトリ構造のマルチサイト(
example.com
、example.com/subsite1
、example.com/subsite2
)は、KinstaのWordPressステージング環境をご利用いただけます。 - サブドメインのマルチサイト(
example.com
、subsite1.example.com
、subsite2.example.com
)は、サブサイトでHTTPS接続を必要としない限りは、ステージング環境をご利用いただけます。サブサイトでHTTPS接続が必要な場合、ステージング環境でSSLエラーを回避してサブサイトにアクセスする必要があります(機能性への影響はありません)。 - ドメインマッピングを利用するマルチサイト(
example.com
、example1.com
、example2.com
のように、異なるドメインでサブサイトを読み込む)は、複数の設定が必要になります。- 選択肢 1─ドメインマッピングを無効にし、標準のサブディレクトリ/サブドメイン設定に戻し、データベースの検索と置換を行う。
- 選択肢 2─ドメインの本番環境ごとにサブドメインのステージング環境を設定し、すべてステージングサイトに追加して、データベースの検索と置換を行う。
ステージング環境から本番環境に反映できるデータを教えてください。
選択的プッシュ機能をして、ステージング環境から本番環境に反映したいデータを細かく選択することができます。ファイルのみ、データベースのみ、またはファイルとデータベースの両方を選択して反映可能です。
他のPHPスクリプトを追加することはできますか?
WordPress以外のPHPスクリプトをWordPressサイトと併用することは可能ですが、WordPress以外のスクリプトやアプリケーションに対するサポートは提供していません。
HTMLサイトはホスティングできますか?
HTMLサイトもホスティング可能です。WordPressデフォルトのindex.php
が/public
ディレクトリにない場合、サーバーはindex.html
を読み込みます。別のページを使用している場合は、サーバーに特別なルールを設定する必要があるため、カスタマーサポートまでご連絡ください。注)WordPress以外のサイトに対するサポートは提供していません。
専用IPアドレスは利用できますか?
専用IPアドレスは提供していません。
現在、ほとんどの(WordPressに特化したものを含む)ホスティングサービスでは、共有IPアドレスの提供が一般的で、ほとんどの状況で専用IPアドレスは必要ありません。Cloudflare統合により、Kinstaの共有IPアドレスは、CloudflareのIPアドレスになります。
Kinstaを介して割り振られたCloudflareのIPアドレスは、Kinstaインフラストラクチャ上のサイトでのみ使用されます。Kinstaでホスティングするお客様のサイトは、Kinsta外の他のサイト(アダルトサイトやスパムサイトなどを含む)とIPアドレスを共有することはありません。専用IPアドレスと共有IPアドレスの違いはこちらをご覧ください。
また、お客様のサイトが他のサーバーに接続する際、そのサーバーに表示される外部IPアドレスもあります。例えば、サイトでPayPalのようなサードパーティの決済代行サービスに接続する場合、PayPalにこの外部IPアドレスを提供して、IPの許可を求める必要があります。
ワーカープロセスとはなんですか?サイトにいくつ必要かはどのように判断すればいいですか?
ワーカープロセスの数は、同時に処理できるリクエストの数を意味します。サイトでキャッシュされていないすべてのリクエストは、ワーカープロセスによって処理されます。
Kinstaでは、プランによってワーカープロセスの数が異なります。この数は、過去数年間のお客様のご利用状況に基づいて決定されています。一般的には、固定ページやブログ記事などの静的コンテンツが多いサイトでは、それほど多くのワーカープロセスは不要です。
大規模なWordPressサイトであっても、通常、4つのワーカープロセスがあれば十分です。とはいえ、サードパーティプラグインやクエリ、動的コンテンツ、キャッシュされる(およびされない)レスポンスの数はサイトによりことなるため、必要なワーカープロセス数はサイトごとに異なります。場合によってはより多くのワーカープロセスが必要になる場合もあります。
ワーカープロセスの詳細はこちらをご覧ください。
禁止されているプラグインはありますか?
パフォーマンスの低下、非互換性、すでに同等の機能がMyKinstaに組み込まれているなどの理由により、一部ご利用いただけないサードパーティプラグインがあります。Kinstaで使用が禁止されているプラグイン一覧はこちらをご覧ください。
メールホスティングも利用できますか?
Kinstaでは、マネージドWordPressホスティングにすべてのリソースを投入しているため、プランの一部としてメールサービスは提供していません。
Kinstaのお客様には、最高クラスのメールサービスの1つであるGoogle Workspaceの使用を推奨しています。
ホスティングサービスをメールの送受信に使用することの欠点はこちらでご紹介しています。
Gitはサポートしていますか?
Gitクライアントをサポートしているため、SSH接続でログインし、Github、Gitlab、BitbucketなどのGitサービスから自分のGitリポジトリをプルすることができます。現在、git push kinsta my_site
を使って自動デプロイする機能の実装を進めています。
KinstaとGitを併用する方法はこちらをご覧ください。
負荷分散ソリューション(マルチロケーション)を提供していますか?
Kinstaプラットフォーム上のすべてのサイトは、単一のLinuxコンテナで管理され、サイトデータベースはそのサイトコンテナ内のサービスとして実行されます。サイト毎に負荷分散のために複数のインスタンスを利用することはありません。Kinstaのアーキテクチャについてはこちらをご覧ください。
複数のデータベースを利用することはできますか?
サイト毎にご利用いただけるデータベースは1つまでです。
CDNで独自ドメインを使用できますか?
現在はご利用いただけません。現在、cdn.yourdomain.com
のような独自CDN URLのサポートの実装を進めています。
KinstaはSOC 2報告書を受領していますか?
Kinstaは、SOC 2報告書を受領しています。詳しくは、SOC 2報告書に関するドキュメントをご覧ください。また、Kinstaのセキュリティと信頼性に関する詳細はこちらでご紹介しています。
KinstaはISO 27001認証を取得していますか?
Kinstaは、ISO 27001認証を取得しています。加えて、ISO 27017およびISO 27018認証も取得しており、クラウドコンピューティング環境におけるクラウドセキュリティと個人情報保護のベストプラクティスの遵守を強化しています。KinstaのISO 27001認証の詳細はこちらをご覧ください。
KinstaはPCI DSSに準拠していますか?
KinstaはPCI DSS認証は取得していませんが、これは、KinstaでホスティングするサイトがPCI DSSに準拠できないことを意味するわけではありません。Kinstaの多くのお客様は、第三者機関と提携し、PCI DSS認証を取得しています。要件に応じて若干の調整が必要になる場合もありますが、認証の取得は可能です。
PCI DSSに準拠するホスティングの詳細に関してはこちらでご覧ください。
KinstaはHIPAAやPHIに準拠していますか?
複雑な監査とセキュリティ要件から、Kinstaをはじめとする多くのマネージドホスティング会社が、HIPAAおよびPHIのコンプライアンス準拠を保証することができていません。
プランに含まれる「WordPressコア」の定義を教えてください。
ご利用プランに応じて、1つまたは複数のWordPressサイトをインストールすることができ、「WordPressコア」は、簡単に言えば、管理できるWordPressサイト数を意味します。これには、ファイル(コアファイル、テーマファイル、プラグインファイル)とデータベースが含まれます。
ただし、マルチサイトは例外となります。詳しくは以下のセクションをご覧ください。
マルチサイトをどのようにカウントしますか?
マルチサイトは、それぞれ1つのコアやサイトとみなされます。例えば、1つのマルチサイトに10のサブサイトがある場合も、すべてのサブサイトが同じWordPressとデータベースを共有することから、「1つのコア」つまり「1つのサイト」とカウントされます。
各プランのCPUとRAMの容量はどのくらいですか?
Kinstaでは、Google Cloud Platformの複数あるデータセンターのいずれかを土台とした仮想マシンを使用しています。対応リージョンでは、GCPで最も優れたコアあたりのパフォーマンス(3.8 GHz)を誇り、WordPressのようなCPU集約型のワークロード向けに最適化の施されたC2(コンピューティング最適化)およびCompute Engine 汎用マシンのC3D VMをご利用いただけます。
標準プランでは、各本番サイトのコンテナにて、デフォルトで12CPU、8GBのRAMを使用できます。標準プランの各ステージング環境に付与されるリソースは、1CPU、8GBのRAMになります。
他社サービスと比較して割高なのはなぜですか?
「Kinstaが選ばれる理由」をご一読ください。競合他社との違いを詳しくご紹介しています。
また、エックスサーバー、さくらのマネージドサーバ、Amimoto、KAYOGAなどの主要ホスティングサービスとの比較記事も公開しています。
Kinstaは、Google Cloud Platformを独占的に利用した世界初のマネージドWordPressホスティングです。インフラストラクチャ全体をGoogle Cloud Platformに構築し、最適化。さらに他の多くのサービスとは異なり、スタンダードティアよりも優れたプレミアムティアネットワークのみを利用しています。GCPで新たなリージョンが開設され次第、すぐにKinstaでもご利用いただけるようになります。現在は、世界37箇所のデータセンターからお好きな場所をお選びいただけます。
また、Kinstaのカスタマーサポートは他社とは一線を画します。Kinstaのカスタマーサポートは、最高のLinuxエンジニアとWordPress開発者のみで構成されており、マニュアルをなぞるだけのスタッフは採用していません。フォーチュン500の企業を支えるチームが、すべてのお客様にサポートを提供しています。階層型のサポートもなく、ライブチャットの平均初回返答時間は2分以内を記録。24時間年中無休でご利用いただけます。メッセージは日本語でも入力可能で、自動翻訳ツールを有効にすると、エンジニアらの返答を日本語で受け取ることも可能です。日本語でのライブチャットの活用方法はこちらで詳しくご紹介しています。
Google Cloud Platformによってブロックされている国はありますか?
Googleは、法的な制限により、キューバ、クリミア、イラン、北朝鮮、スーダン、シリアなど、特定の国や地域における一部のサービスへのアクセスをブロックしています。詳細および対象国はこちらをご覧ください。対象国に滞在中にサイトを更新したり、MyKinstaにアクセスしたりする必要がある場合は、ExpressVPNやNordVPNなどのVPNをご利用ください。
中国からはアクセス可能です。現在、Kinstaの多くのお客様が中国市場向けにサービスを提供しています。現在、Google Cloud Platformでは中国からのアクセスに対して制限を設けておらず、中国のユーザーがブロックされることはありません。しかし、中国政府による制限が発生した場合には、Googleが制御することはできず、変更が生じる可能性があります。
中国から自分のサイトにアクセスできるかをテストしてみることも可能です。
Cloudflare統合機能とは何ですか?
すべてのプランにはCloudflare統合がデフォルトで付帯しています。Cloudflareは、ウェブセキュリティとパフォーマンス向上に貢献する業界トップクラスのサービスです。Cloudflare統合により、DDoS保護対策を含む高度なファイアウォールが実装されます。KinstaのCloudflare統合に関する詳細はこちらをご覧ください。
Kinstaのプラットフォーム構成を教えてください(PHPや技術のバージョンなど)。
Kinstaのホスティングプラットフォームで使用されている設定、サーバーソフトウェア、およびバージョンは以下の通りです。
PHP
Kinstaでは、PHP 8.1, 8.2 and 8.3をサポートしており、8.1の使用を推奨しています。PHPのデフォルト設定は以下の通りです。
memory_limit = 256M post_max_size = 128M upload_max_filesize = 128M max_input_vars = 10000 max_execution_time = 300
サーバー
KinstaはウェブサーバーとしてNginxを利用しており、現在は1.15.9以上が稼働しています。
データベース
KinstaはMariaDB 10.3以上を利用しています。
TLS
すべてのKinstaサーバーおよびCDNは、TLS 1.3以上をサポートしています。関連して、TLSとSSLの違いについてはこちらをご覧ください。
Zapierと互換性はありますか?
KinstaはZapierを用いた自動化をサポートしています。Zapierは、xmlrpc.phpを介してWordPressサイトと連動します。Kinstaでは、xmlrpc.phpがハッキングや攻撃に利用されることがあることを考慮し、デフォルトですべてのアクセスを無効にしています。KinstaでZapierとWordPressを統合する際に問題が発生する場合は、カスタマーサポートまでご連絡ください。Zapierの統合をブロック対象外に設定します。
その他ご質問はございますか?
上記に掲載されてないご質問をお持ちでしたら、営業部門までお気軽にお問い合わせください。